2013年9月20日金曜日

海辺の、できごと。




夏の終わりに、
海へ小さな日帰り旅行に。


大きすぎる台風が通り過ぎていったそのよる、
肌寒い真夜中に、車に乗り込む。

台風とよるの出発は、
キキみたいな気分だった。


釣りをしたくてしたくてたまらない
チームメイト達。
休日の終わる真夜中の高速道路は、
私たちの車だけ。
流れていく車窓。
星がきれい。


風の強い海辺で、
みんなが作ってくれた
鮭のおむすびとか、からあげとか、
おいなりさんとか、たまご焼きとか、
たまねぎのスープとかを食べたりして。

はぁ。
誰かの作ってくれるごはんって、
なんておいしいんだろう。


浜辺に寝転がって、
よるが明けていくのをみていた。


太陽が出ると、
陽射しはとっても暑くって、
風は、秋の風。

夏と秋の宙ぶらりん。

台風でいろんなものが打ち上げられた
浜辺をひやかしたり、

本を読んだり、

コーラ飲んだり、

たまに釣り竿をにぎったり。


わいわいとおしゃべりをしながら、
真剣に釣り糸を垂れながら、
みるみると日に焼けて行く
みんなの笑顔がとても愛おしかった。


防波堤での釣りに
夢中になりすぎたわたしたちは、

満ちて来た潮に気づかずに、

サンダルを脱いで
慌てて浅い海をばしゃばしゃと越えて
楽しい休日を終えた。

海を渡りそびれるところだった。笑


夏のおわりの、
ちいさな冒険のお話。

夏の陽射しと秋の風。


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