2012年12月26日水曜日

「カイ燗」のたくちゃん。

今回の落語会 TKYO⇔EDOでコラボレーションして下さる
吉祥寺、燗酒の名店「カイ燗」。


吉祥寺の歓楽街。
細い階段を上った先に、
そのお店がある。
カウンターだけの小さなお店。

店主のたくちゃんが一人で営んでいる。

わたしがとくにだいすきなのは、
たまにしかない、少し空いている店内。

例えば真夏の夕暮れ時。
例えば平日のどしゃ降り雨の真夜中近く。

たくちゃんの選ぶ、いい音が、
ちょうどいい大きさで流れていて、
外からの音が、遠くに聴こえる。

こんばんは。
の、ご挨拶なんかをして、

ぼんやりと待っているうちに、
たくちゃんが、その日の、その時に、
ちょうどいいお酒を選んで、お燗をつけてくれる。

あとは自分のペースで、
ゆっくりと酔っぱらっていけばいいだけ。


「カイ燗」の日本酒は、
他で呑むのとはちょっと違う。

初めて呑んだときは、ちょっと不思議な味がすると思った。

少し酸がきいていて、お米の味がして、
発酵食品の複雑で、やさしい味がする。


「カイ燗」のカウンターに座って、燗酒を呑んでいる時、
私はいつもお風呂に入っているような気持ちになる。

身体があたたまって、「ふぁぁ〜」って声が、
ついついもれてしまうような。


前回、1回目のTOKYO⇔EDOのチラシを
沢山置かせて頂いて、その時に、
「今度やることがあったら、是非協力させてね。」
と、声を掛けて頂いた。

そんな経緯があり、2回目の今回、
落語と燗酒のコラボレーションが実現しました。


尊敬する、大好きな人たちと力を合わせて何かを創っていけること。
心を動かされる「いいな」と思うものに携わっていられること。
共感して下さる、沢山の方がいること。

また大忙しの準備期間が始まりつつありますが、
わたしはとても幸せな気持ちだ。

落語を聞きながら、たくちゃんのつけてくれた燗酒が呑める。
とてもとても幸せだ。


落語会TOKYO⇔EDO2 詳細
http://www.facebook.com/events/465109250201413/



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