2013年2月5日火曜日

巻き寿司と Oxford city。



日曜日が節分で、
久しぶりに巻いたお寿司を作りました。

ふと、思い出してみると、
太巻きのお寿司を作るのは
Oxfordの街に住んでいた頃以来だな、
と思い出した。


Oxfordに住んでいた頃、
ホームパーティが沢山あって、
毎週のようにお寿司を作った。


お刺身が売っていないので、
ツナマヨネーズ、焼いたスパム、
白身魚のフライ、カニかま、
卵焼きやきゅうりやレタスなんかで
作ったような気がする。

日本を発つ時にお友だちがプレゼントしてくれた、
おいしいすし酢を、大切に使っていた。


イギリスでもお寿司はとっても流行していて、
スーパーマーケットでもらしきものが買えたり、
回転寿しらしきお店が街にもあったりして。

けれど、手作りの巻き寿司は、
みんな初めてで、いつもいつも、
とても喜んでくれました。


Oxford city のあの頃。

初夏の強い陽射しと乾いた空気のなかで、
自分の人生はどうなっちゃうんだろうか、
と遠い気持ちでよく考えた。

英語も全然わからなかった。


けれど、お料理は毎日とても楽しくて、

お寿司を食べたみんなが笑顔になって、
「ありがとう」とハグとキスをくれた時の、
あの、泣いちゃいそうな気持ちを、

久しぶりのお寿司を作りながら、
少しだけ思い出した。


あの頃の、やさしかった街の人達を
久しぶりに思い出している。


巻き寿司は、Oxfordのあの頃の思い出。



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