2013年3月25日月曜日

夕方、恋に落ちていたことを知ったので。





先週末、とてもお世話になっている先生の、
ご退職の会に呼んでいただき、
出張お料理をしてきました。

久しぶりにお会いする、かつての仲間たちは、
変わらずとても朗らかで、暖かく、強くて、
胸がきゅっとなりました。

彼女たちが、長く同じ場所で、
ひとつのことに専心している間、
私は場所も気持ちも、とてもいろんな所を
旅してきたようでした。


その日、桜色の夕暮れに、小さなお台所で、
黙々と準備をしながら、ふと、
こうやってずっと、
お料理をしていくんだなぁ、と
なんとなく思えて、
その感じは、
とてもとても幸せな感じがしました。


それは、
もう一生この人しか好きにならなくて
いいんだな、と思ってしまうような恋、
もしくは、一生の誓いの幸せ、
みたいなものに似ているのかもしれないな、

と思ったりもしたのです。


翌朝、
起きると右腕が休息を渇望しており、
食堂のためにカニのベシャメルを作らなければいけなくて、
早速、一生の誓いの大変さを目の当たりにしたけれど、笑

なんだかそれさえも幸せなような気がして。





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